伝えたいこと
Q. 何か決断をする時に心がけていることはありますか?
自分の胸に手を当てて「何をやりたいんだ?」と考えた時に、最初にぱっと思いつくイメージ、それを信じていいんだと思うんですよね。それが間違っているかもしれない、能力が合わないのかもしれない、環境がないかもしれない。でも、少なくとも自分で信じたことは納得するはずなんです。そうすると、そんなに不適応は起こさないなとも思うんですよね。「そうか、私の気持ちは間違っているのかもしれないな」と後で思うかもしれないけれど、選んだその時の自分は間違っていないんじゃないですかと思ってます。
「好きなことをする自分を大切に」っていうことですかね。「本当に好きなこと、夢中になれることはなにか」って、わからないで過ごして終わっちゃうこともあるかもしれない。色々悩むじゃないですか。そういう時期は絶対必要なんですよね。悩むから見えてくる。そういう糧がないと流されちゃうんじゃないかな。
そして、「つまらないな」と思った瞬間、翌日にやめるくらいの覚悟でやっています。自分でやってつまらなかったら辞める。という感じ、その覚悟はできています。だから、つまらなかったらまた新しいことを始めるのみ。
Q. 学生に伝えたいことはどんなことですか?
「自分に満足できているかどうか」というのはいつでも問い続けて欲しいですね。「これでいいのか?!俺・私」って。その問いはずっと続くんじゃないですかね。どんな仕事をしても、どこにいっても、大統領になろうがね、何になろうが、「これでいいのか?!」って。我々社会人はみんな思っているんだと思うんですよ。だから、世の中が成長していくんだとも思います。
あとは、夢があったら「夢をみれるだけで、なんて幸せなんだ」と思って欲しいですね。夢を見れない人だってたくさんいます。そして、これから自分がどうなるかってのはまだわからない。でも、ずっと自分探しはずっと続くので、みんなそうやって生きてるいっているということを意識すると、逆に結構安心できるかもしれないとも思います。自分だけが違うんじゃなくて、結構みんな同じことで悩んでいるんだよという意識です。
その上で、「自分を信じること」「あんまり満足しないこと」あとは「面白いことをやること」を伝えたいです。走りながら、軌道修正することはこれからたくさん起こるから、それは楽しみにしていて欲しいと思いますね。
Q. これからのビジョンはありますか?
今の仕事がどうこう…という話ではないですが、これからもまだ何か変わるんじゃないかな?という気もしています。「何か面白いことはないかな、何か変わらないかな」という姿勢でいます。54歳になってもですが、何かまだ変わる気がします。僕はそんな良い頭はないので、コツコツ努力することしかできませんしね。
我々はもっとお互いを褒めあっていいんじゃないですかね。もっともっと褒めていいと思います。そうすれば、多分もう少しお互いに優しくなるんじゃないかな。もっと褒めて、認めてあげて、賞状をだしたりして、もっと褒めあうのが当たり前の社会にしたいですね。人間って承認欲が一番高い。だから褒められたら、それをもっと頑張ると思うんです。お互い動機付けあうような世の中だったらいいですね。そんなことをスマートに自然にできて、人を尊重できる学生を育てるのが僕の務めかな。ただ、若い人に丸投げしちゃダメなんです。こうなれよ、とか。あまり押し付けるつもりはなくて、どっちかというとロールモデルになりたいですね。あんな風に生きたいなってちょっとでも感じてくれたら嬉しいだろうなと思います。
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