就職
Q.卒業後は何をされましたか?
大学院卒業後、山梨県の通信制の高校教員になりました。
Q.仕事をする前のイメージとやってみて違ったことはありましたか?
社会人になったときに、「お金を払って得る喜び」に気づいたので、最初は面白いと思っていました。でも半年くらいたってから、ちょっと違うなと思い始めたんです。そのとき得ていた喜びは、頑張って積み重ねてきた努力で得られるかどうかわからない、「勝つ」という喜びとは、強度が違うと思ったんです。
プロアスリートに
Q.なぜ高校を辞めようと思ったのですか?
きっかけは高校3年生に対して行った総合学習で『10年後の自分(夢)を描こう』という授業をしたことです。そのとき、自分自身も10年後を想像し、出た答えが「情熱大陸に出たい!」でした。
Q.情熱大陸ですか。
そうです。そして10年後にそうなるために、1年後にしなければならない行動がプロアスリートに転向することだと決断し、行動に移しました。
Q.プロアスリートに転向しようと決めたとき、大事にしようと思ったことはありますか?
プロアスリートとしてのコンセプトとして、結果ばかりを重視する意識ではなく、「周りの応援してくれている人に感謝をしながら、周りを巻き込みながら一緒に強くなろう」という意識を抱いていました。
Q.プロアスリートという職業を通してやっていきたいことはありますか?
プロアスリートだからといってスポーツ界という限られた世界ではなく、一般の人達に対して、無形で価値がないように思える「感動」「希望」「夢」が価値のあるものだとスポーツを通して伝えていきたいです。
Q.転職を考えていたとき、何か不安や心配なことはありましたか?
不安はなかったですね。とりあえず行動しちゃう性格なので(笑)半年分の貯金があったので、「できなかったらできなかったでいいや」という気持ちで気負わずに活動していました。
Q.現在はどんな生活をされているんですか?
山梨県北杜市を拠点とするプロアスリートとして活動しています。特に力を入れて取り組んでいる競技はラン(5キロ)→バイク(30キロ)→ラン(5キロ)を行うデュアスロンです。山梨県内の40km程度の移動であればバイク(競技用自転車)での移動を心掛けています。
Q.どうして山梨県を拠点にしているんですか?
山梨県民が気付いていない山梨県の良さをたくさんの人に知ってほしかったからです。地域密着型のプロアスリートとして活動することで、個としてリアルに接することができます。個として接するので、自分が動いたら、動いた分だけ自分に返ってくるんですね。
Q.生活していてどんなところが山梨の良さだと思いますか?
山梨県の北杜市というコミュニティの狭さが、逆にいいなと思っています。
伝えたいこと
Q.これから、何かこうしたい・こうなりたいということはありますか?
僕を経由して、スポーツ界じゃない分野の方々にスポーツの楽しさや、スポーツを通して得ることのできる価値を伝えたいですね。あと、「情熱大陸」に出たいです!
Q.好きなことや、得意なことは仕事をするうえで、大切だと思いますか?
自分が自信と自覚を持って、プロになれるものをやればいいと思います。就活は自分の気付きの場にすればいいのかな、と思いました。
Q.広い視野を持って行動することは大事だと思いますか?
大事だと思います。僕自身、山梨県内のレストランや農家のなどの方々からスポンサードをしていただきながらプロアスリートとして活動しています。スポーツ選手だからスポーツ業界からサポートをしてもらうという概念を捨て、広い視野を持つことで地元に根ざした活動が出来ています。
Q.仕事について、大切にしていることや考え方があったら教えてください。
周りに自分の夢を言い続けることです。その夢を語れているのは自分の「自信」と「自覚」ですし、言い続けることで、周りが自分の夢をつくりあげてくれる一部となっていくと思います。
Q.どうやったらやりたいことって見つかるんだと思いますか?
自分の一意見でしかないけれど、自分史を書くといいと思います。自分自身が何に取り組んできていたかを振り返り、そこで何か思うことがあると思います。
Q.今の自分は昔自分が想像していたような自分ですか?
良い意味で違いますね。
小さいころ想像するよりもワクワクして、ニコニコ活動出来ています!
Q.これからのビジョンみたいなものはありますか?
「情熱大陸」に出ることと、「プロ=その職業で自立した生活を送る」をアスリートとして体現していきたいと思っています。その実現に向けて、見ていれば元気になるような、応援したくなるような道標のような存在になりたいです。まずは北杜市から、そして山梨県、日本、世界へと発信していきます。
Q.夢を実現するために大事だと思うことはありますか?
大事なことは、思い立ったら即行動すること。行動を起こすと、必ず見ている人がいます。行動を続けることで見ている人が協力してくれる人に変わり、その行動のゴールがますます近づいてきます。
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