日本の真裏で開催されている、「ラフティング世界選手権2018アルゼンチン大会」は現在2種目が終わりました!
スケジュールのおさらいをしておきますと、
11月6日のスプリントレース、11月7日の H2Hレースが終わった本日はレースの無いトレーニングデイです!
11月9日がスラローム、11月10日が ダウンリバーです。
2種目が終わっての日本チームの順位をお伝えしたいと思います!
初日のスプリント、二日目のH2Hのレースをレビューしたいと思います。
[写真:ラフティングチーム・テイケイ公式FBより]
今回のシリーズのその他の記事はこちらから♪
- 1本目:ラフティング世界選手権大会の概要や日本から出場する4チームに関して:「ラフティング世界選手権アルゼンチン大会をHONKIで楽しむためのガイドその1」
- 2本目:ラフティング世界選手権大会場所アルゼンチンまでの道のり、大会が開催される街、大会前の練習風景レポート:「ラフティング世界選手権アルゼンチン大会をHONKIで楽しむためのガイドその2」
- 3本目:ラフティング世界選手権の競技種目を徹底解説:「ラフティング世界選手権アルゼンチン大会をHONKIで楽しむためのガイドその3」
- 4本目:ラフティングチーム・テイケイの選手を徹底紹介!ポジション・ラフティングの魅力をインタビュー:「ラフティング世界選手権アルゼンチン大会をHONKIで楽しむためのガイドその4」
【概要】
スプリントレース
H2H
現在の総合順位
スプリントレース
初日はスプリントレースです! スプリントは4種目中一番小さい配点ではありますが、次の日のH2Hにも影響する大事な種目です。
短距離をスーパーダッシュで漕いで、そのタイムを競う種目です。陸上競技でいう短距離のような位置付けです。
レースの中での最初の種目とあり、緊張しそうだな〜と思い、ここでもまた図々しく藤川雄大選手に質問攻めしてしまいました・・・ ありがとうございます(涙)
僕VS藤川選手 @平塚のガスト
僕:なんか緊張しないようにとか、集中を高めるためとかに、レース直前にすることってあるんですか!?スタートするまでボートの上で何かお話とかするんですか?作戦とかあえてリラックスするための何かとか!??
藤川選手:「スプリントのスタートはやっぱり独特ですね。 人によっては、Tグリップにアロマ付けてたり、瞑想したり、ルーティンワーク持ってたりしますね」
「自分の場合は、緊張しないように、集中出来るように、練習をする(した)っていうことですかね。あとは色々気にしすぎない。 それから、いつも上艇前に円陣と掛け声があります。」
藤川選手と、もはやメル友レベルで日本とアルゼンチンと言うメチャ遠距離で連絡させてもらってるのですが、メッセージの端々にで「すげーな〜」と感じさせてもらってます。
円陣の掛け声は、相模川で練習されてるいる時にも聞いていたことがあり、すげーカッコイイです。
何て言ってるか教えてもらってはいるのですが、是非皆様も生で聞いてみてください!「1・2・3・〜〜〜〜」です!(*テイケイではありません)
しつこいですが、スプリントレースは1位のチームが100点獲得します!2位は88点、3位は79点のような配点です。またこの順位でH2Hの組み分けがされます!
レース直後に藤川選手からメッセージをいただいて、順位を知りました! いちはやくリザルトを知れる幸せ!
藤川選手:「スプリント2位でした リバーフェイスは3位 ジュニアは両チーム4位でした。まだまだスピードあがりそうです」
日本から出ているチームの順位です!
先ずはU23
TAMA(一橋大学ラフティング部ストローム会)
Lilly(一橋大学ラフティング部ストローム会)
FBページ発見しました!
<写真:Lilly(一橋大学ラフティング部ストローム会)より>
4位!!! 素晴らしいのではないでしょうか!!! H2Hファイト!!!
オープンの部
1位との差は0.51秒。こんな感じの闘いなんですね・・・
THE RIVER FACE
ここからスーパーパワーが発揮されてくると思います!
The River FaceのFBにもアツい投稿が!期待しちゃいます!
タイム差に関して
僕的には、1秒で順位が変わるのは衝撃的でした。僕達のレベルだと、1秒なんてないみたいなもので、完全に誤差だと。しかも自然の中でのスポーツですし・・・
藤川選手に聞いてみましたところ
藤川選手:「スプリントのコースタイムにもよりますが、1秒あると差は大きいですね。 チェコの人工コースなんかではコンマで順位が全然変わります。 ただ、天然の川だとウェーブが大きかったりコース幅があったりで、ひとつの修正、ひとつのミスで0.5秒は簡単についてしまいますね なんで、単純な漕力差というのはわからないです けど、上位はそんなに変わらないのかなと」
なるほど。1秒は大きいのか・・・ 人工コースだともっとシビアなんですね・・・世界は遠すぎることを痛感。
さらに突っ込んで、どの辺を修正していくのかも教えてもらいました!
藤川選手:「ボートへのフィットもコントロールもまだよくなります。 中盤過ぎてウェーブが大きいところを抜けるんですが、そのあたりでけっこう減速してしまいましたね。」
ふむふむ。レース中に本気で漕ぎながら、多くのことを感じながらボートに乗ってるんだなと改めて思います。
僕とかですと、必死すぎて振り返れないです。ひたすら全力的な感じで・・・
なので、更に質問しました!
僕:「 減速の原因は、流れと闘う感じになるからなんでしょうか!?」
藤川選手:「そうですねー ボートのベクトルとアングル。ウェーブジャンプ。流れを使う。細かいラインのズレ。全員で漕ぐ。要素はいっぱいありそうです。」
いっぱい〜 これを修正しながら次に備える。まだまだ闘いはこれからですもんね。
次のH2Hに向けて
「大会中はどんどんスケジュールが進んで次の競技に入っていくので、次に向かうという感じです明日もがんばりまっす!!」といただきました。
ちなみに、僕と藤川選手の親密具合をただ自慢するだけになってしまい恐縮なのですが、こんな感じでH2Hの組み合わせを教えてもらいました。
藤川選手:「明日です! 一回戦は個人的に仲のいいメキシコと アミーゴと勝負してきます」
メキシコチームと仲が良いんですね〜!!
テイケイFBにもこんな素敵な写真が上がっていました!
[写真:ラフティングチーム・テイケイ公式FBより]
H2H
さー2日目です!
H2Hは「ザ闘い」的な種目です。
Head to Head
直接対決・1対1とか、大接戦みたいな意味ですね。
英語ってこういう、2回同じ名詞を使う表現ってのが結構あるんですよね。
Face to FaceとかBack to Backとかも同じパターンですね。
Face to Face は「面と向かって」「直接」みたいな感じで、face to face communicationとか大事ですよね。オンラインじゃなくて、直接やりとりするってことです。
Back to Backもよく使われますよね! 意味は「連続して」って感じでしょうか。「連続して勝利!」
他にも身体の名詞でこのパターンはめちゃあって
“hand to hand” “eye to eye” “shoulder to shoulder” “mouth to mouth”とか。
一応英語を教えてるので専門の人ぶってみました。
英語が出来たらHONKIde楽しいですよ!!ってことですね笑(失礼しました)
Head to Headのルールは
2艇同時にスタートし、そのタイムを競います。
川の流れとの戦いだけではなく、対戦相手艇との戦いでもあります!!
そして、新ルールが導入されまして「ブイを回る」必要があります。
一斉にスタートし、コース上に設定されたブイをターンし、ゴールに先に到着したチームが勝利!
スプリント・H2Hなどのそれぞれの種目に関してはこちらの記事を→「ラフティング世界選手権の競技種目を徹底解説:「ラフティング世界選手権アルゼンチン大会をHONKIで楽しむためのガイドその3」
この新ルールによって色々と面白い展開も起きそうで、ラフティング ファンとしては非常に楽しみにしておりました!
ダッシュでブイを回って、鬼漕ぎする競技!
先ずはU23
TAMA(一橋大学ラフティング部ストローム会)
初戦で負けてしまいました。 世界は強いんですね。
フィニッシュ直後の写真でしょうか!? スラロームとダウンリバーに期待します! やりきってください!
Lilly(一橋大学ラフティング部ストローム会)
4位!! +50となっているので、おそらくですが、ブイを1つ通過出来なかったのでしょうか。
色々と波乱のある新ルールのようですね!!スラローム頑張ってください!
オープンの部
ラフティングチームテイケイ
完全にきましたね。JPNが右にガンガンいく感じ。最高にカッコいいです。
[写真:ラフティングチーム・テイケイ公式FBより]
テイケイのこの大勝利!に日本のラフティング界は大盛り上がり!
僕達のラフティング をするきっかけをくださり、日本レースラフティング の牽引者であり、御岳でラフティング ツアーをしたり、御岳で良い宿をされている、柴田大吾さんが教えてくださりました。
柴田さん:「H2Hで勝ち切るって本当にカッコいいことなんです。国によってはこの種目やる為に大会来てるぐらい熱いです。映像は見れてないですが、アルゼンチンや(チリに勝った)チェコをぶちかましたテイケイチーム、ほんまにスゴイです☆」
テイケイでプロとして大活躍され、レースラフティングを知り尽くしている柴田さんのこのコメントをお聞きすると、改めてその凄さを感じられます。
新ルールに関してもお聞きすると
柴田さん:「従来のルールではスタートで先行したチームがそのままゴールするというケースが多かったです。新ルールは2艇同時スタート後に、コース上に設置されたブイを選択してターンするというかけひきがあり、戦略的要素も多く面白いものとなってます。IRF会長の肝いりルールです。速いだけではなく勝負どころのポイントをしっかりと押さえないと勝てない。これをテイケイチームが世界選手権の大舞台でやりきったことが嬉しいっす!」
そうなのか〜!! すげーぜ!テイケイ!!!
こんなに、散々、テイケイ・テイケイ!とかって言ってますが、実はテイケイの選手との接点を作ってくださったのもこの柴田さんなんです。
柴田さんが開催されている、御岳で行われるラフティング のレースである「御岳カップ」にテイケイの選手も来られていて、その時にご縁をいただきました!
そんな激アツな御岳カップは実は11月17日と18日なんです!テイケイの選手も帰国後直ぐですが来るらしい!??
紅葉も綺麗な御岳に!御岳カップに是非遊びにきてください!
やばい!脱線が止まらないです・・・
THE RIVER FACE
く〜!!! イギリス強い・・
The River Faceの皆様もまじでかっこいいな〜と 今回記事をかくにあたり、色々とチェックさせてもらっているんですがつくづく思います。
結果の報告と共に The River Face FBページに
「2種目目 H2H 2位でした。
応援、ありがとうございました!2種目終えて現在、
1位 イギリス
2位 日本
3位 ロシア
4位 チェコ
この4チームの争いになると思われます。
明日は公式練習のみです。明後日からまた、宜しくお願い致します!」
サクッと結果を振り返る予定が、長文になってしまっていて申し訳ありません・・・
総合順位
<IRF HPより>
U23もまだまだ分かりませんね!頑張れ日本の大学生!
<IRF HPより>
スラロームが1位は300点、最後のダウンリバーが1位は400点です!まだまだ見所だらけです!
週末にかけてアルゼンチンは雨になるかもしれないとのことです。
雨が降るとどうなるか!? 選手達は川がどう変わるかを予測しながら練習をするそうです。
クイズです!
現地はとても寒いアルゼンチンです。雨が降れば雪解けが進み、川の水は増えます。
選手はどんなことを考えてコースを練習してるでしょうか!?いっぱいあるようなのですが考えてみてください!
ダウンリバーは湖の直ぐ下がスタートのようです!
今回のシリーズのその他の記事はこちらから♪
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