いきぺでぃあ

【ラフティング世界選手権アルゼンチン大会をHONKIで楽しむためのガイドその2】




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【ラフティング世界選手権アルゼンチン大会をHONKIで楽しむためのガイドその2】

【ラフティング世界選手権アルゼンチン大会をHONKIで楽しむためのガイドその2…

みなさん、こんにちは!

今回は、ラフティング世界選手権アルゼンチン大会特集の第2弾!

プロラフティングチーム・テイケイのみなさんにはいつもお世話になりまくり。。。

キャプテンの小泉聡選手・いつも練習を見ていただいたり遊んでもらったりしている藤川雄大選手・自前のゴープロで現地の様子が伝わる映像も届けてくださる吉永浩亮選手のありがたすぎるご協力をいただき、現地の情報や写真をたくさん提供していただきながら、地球の裏側・アルゼンチンからの生の声をお届けできたらと思っています!!

今回のシリーズのその他の記事はこちらから♪

今回の2本目の記事ではアルゼンチンまでの道のりや大会の開催される街、大会前の練習風景などをレポートしたいと思います!!

【概要】

1)アルゼンチンまでの長い旅路・・・~地球の裏側へのルート公開~

2)世界大会出場者の滞在する街、アルミネとは!

3)大会に向けての練習風景 ~使用するラフトボートのあれこれ~

 

 

1)アルゼンチンまでの長い旅路・・・~地球の裏側へのルート公開~

2018年10月19日、プロラフティングチーム・テイケイの皆さまが世界大会にむけ出発です!

海外遠征される選手のみなさんはどんな荷物を持っていくんでしょうか?

ちなみに吉永浩亮選手は…こちら!

めちゃくちゃ丁寧に準備されてますね!

練習着や本、プロテインに日本食…。なるほどなるほど。

個人的には歌舞伎揚げ好きなので、親近感を覚えてしましました…

 

ここで素朴な疑問が。

ラフトボートやパドル はどうやって運んでいるんでしょうか??

 

こんなことをお聞きするのは…と自覚しながらも、

藤川雄大選手に伺ってしまいました!><

なんと今回、ちょっと事件も起こっていたようで、、、

 

――ラフトボートやパドルはどうやって運ばれてるんですか??

今回は、練習用ボートはこっちでレンタルして、大会では用意されたものを使うので持ってきてません! でも、持っていくときは小さくロールアップして、サイズと重量を気にしながら(飛行機の)一般の預け荷物で運びます。ラフトも重量、サイズが許容範囲内なら預けられます!超えたら、カーゴとして超過料金と手間を払うことになりますが。

 

――なるほど、ボートも預けられるんですね!

他にもパドル、ヘルメット、ライフジャケットは常に必要! だから、個人の時はパドルケースに入れて。チームの時はスノーボードケースにパドルをいっぱい入れて運びます! 壊れることもあるものだから、スポーツ用品ということとフラジャイルということをしっかり伝えておきます! ヘルメット、ライフジャケット、サンダルはまとめて荷物にしてますね~

――今回ボートは現地のものということでしたが、パドルは海外遠征のときや本番のときもご自分のものを持っていかれるんですね!

パドルは練習も本番も自分のもの ですね。一番の商売道具!大切です。

でも今回…なんと到着したサンチアゴの空港にパドルが着きませんでした!

職員と話をして、一日遅れでやっと到着。こんなトラブルもたまにあります。

こちら、交渉の末やっとパドルが届いたときの様子です!

びっくり…

海外を飛び回るとなると、トラブル対応力も身につきそうですね💦

パドルは練習も本番も自前というエピソードから、いかに水を掴む感覚やコントロールしていく精度が重要かが伝わってきます。いや~~~でも本当に届いて良かったです!!!

めちゃくちゃ初歩的な質問ながら、答えてくださり本当に感謝です><

アルゼンチンの位置は、日本から見てなんと地球のちょうど反対側!

遠い道のりともなると色々なことが起こるんですね…

藤川選手のお話は「サンチアゴの空港で」とのことでしたが、

どのように向かわれたのでしょうか。

テイケイのみなさんと同じルートをたどってみたいと思います!

アルゼンチンへの道のり

 

スタート地点はやはり、我らがホーム「相模川」から。

テイケイのみなさんが練習するこの川に、私たちも通っています。

世界のトップアスリートと同じ環境で練習できるのはありがたい限りです。。

でもここで!押さえておきたいポイントが!

ラフティングの大会には4種目のレースがあるのですが、

そのどれも、急流の中で川を下りながら競技が展開されます。

詳しいレース内容は、次回の「HONKIで楽しむためのガイド3」

にてお伝えしますのでお楽しみにm(__)m

 

基本的に川の流れが激しいところが大会会場となるわけで、

日本でも有数の激流で川下りスポットである吉野川では、

2017年の世界大会が開催されました。

写真からも伝わるこの勢い!水しぶき!

ちなみにこのポスターを飾っているのがまさにチーム・テイケイのみなさんです。さすが!

水しぶきに注目してもう一度!

 

世界各国の激流でラフティングが行われるのですが、

どうしても、その川をホームとして練習しているチームが有利になります。

サッカーや野球も、ホームグラウンドでの試合の方が初めてプレーする会場での試合より勝利しやすいと言われます。いつも練習する場のため、その会場ならでは特性をよく知っていることが大きな理由です。

さらにラフティングは自然の川を会場にするとあり、

どれ1つとして同じ会場がありません。

やはり、川の流れや速さ・瀬(急流)のポイントなどを体で覚えているチームが強いのです。

ここで、チーム・テイケイのホームの普段の様子をもう1度見てみましょう。

世界レベルの練習が行われる川、さぞかし急な・・・

 

ん!? 流れてない!!???

そうなんです。

我らがホーム相模川はご覧の通り、とっても穏やかな静水(流れのない状態)。

つまり、相模川がラフティングの大会会場になることはまずなく、

チーム・テイケイは、ずーーーっとアウェーでの戦いな訳です。

…つまり!何がすごいかって!

チーム・テイケイは

ずーーーっとアウェーなのに、

めちゃくちゃ強いってことなんです!!

しかも世界トップレベルで!!!

 

…は!

アルゼンチンまでの旅路を紹介するはずなのに

思いが溢れてだいぶ脱線してしまいました…!

そんな「相模川」を出発です!

成田空港まで、車で約2時間。すでに130㎞以上の移動です。

ここからは飛行機で。時間は選手から直接お聞きしたものを記載します~!

アルゼンチンまでの直行便はありません。

まずはニューヨークのジョン・F・ケネディー空港を目指します。

太平洋もアメリカ大陸も越える約13時間のフライト。空の上で半日以上を過ごします…

やっと着いた~~と思ったらすぐに乗り継ぎです。

ニューヨークから南米ペルーのリマという都市へ、7時間かけて移動します。

やっと南米に突入!

ここですでに出発からほぼ丸1日たっている訳ですが、まだまだ旅路は続きます…!

リマからチリのサンティアゴへ、さらに約4時間の空の旅。

ここが例のパドル届かない事件の現場ですね・・・

ひょえ~~それにしても、もう24時間以上 雲の上です✈

ここでやっとホテルで1泊。ここから陸路でアルゼンチンを目指します。

車を約10時間走らせ、

ついに、ついについに、

アルゼンチン中西部にあるNeuqen州のAlumine(アルミネ)に到着です…!!!

 

相模川→成田空港→ニューヨーク(アメリカ)→リマ(ペルー)→サンティアゴ(チリ)→アルミネ(アルゼンチン)

トランジットやら入れたら、丸々1日半以上の大移動。。。

おつかれさまです!!!

HONKIdeお疲れ様です!!

2)世界大会出場者の滞在する街、アルミネとは!

ついに到着したアルゼンチン・アルミネ。

一体どんなところなんでしょうか! 

テイケイの皆さまからいただいた写真で紹介いたします!

 

一言にアルゼンチンといえど、国土面積は日本の約7倍。広い~~

だから同じ国内でも、首都であるブエノスアイレスとは気温も全然違う感じだとか。

10月のアルミネは、日本で言うところの春のタイミングではありますが、まだまだ寒い !!!なんと朝は氷点下になるんだそうです!!

乾燥した地域であることと、ラフティングができる場所が川の上流・山あいであることも関係しているかもしれません。もちろん水は冷ため。氷点下の寒さのなか、ダウンリバー中にフリップ(ボートが転覆して川に落ちること)したら・・・

いやあもう考えるだけで鳥肌が立ってきました!笑

パタゴニア北部に位置するアルミネ。

目の前には雄大なアンデス山脈と、透き通るような水辺が広がります。すごい…!!

自然豊かなこの街には、動物もたくさん。

犬や猫だけでなく、牛に馬、羊に山羊にいろんな鳥たちが、なんと堂々と道を歩いているそうです。選手のみなさんによると、犬もリードのついた子を見ていないとか!

この大きな自然が人も動物も開放的にしてくれるんでしょうか…

 

また、時間の感覚も少し違いがあるようです!

日本との時差は12時間、昼夜が真反対になるわけですが、20時でもこの明るさ

地元の人たちは、この時間にサッカーをしていることもあるそうです!

たしかに夜とは言え、この明るさならまだまだ活動できそうな気がしてきちゃいますね~!

 

夕飯も、21時ごろに食べる人が多いそうです。

日本人からするとちょっと遅めのように感じられますが、アルゼンチンの人たちは、朝は9時くらいから働き、13時くらいにランチとシエスタ、仕事が終わるのが19~20時で、そのあと夕飯といった感じ。「シエスタ」というのは、スペインにもあるお昼寝や休憩の習慣のことです。日の長さなど、自然のサイクルから文化の違いも感じられる気がして面白いですね〜!!

 

食事といえば!ここは肉の国、アルゼンチン!!🍖

こちらは「アサド(ASADO)」というアルゼンチンの伝統的なBBQです。

めっちゃ美味しそう~!!

家庭では特別な日に食べるもので、その家ごと味付けが違い、お袋の味のようなものがあるそうです。とっても濃い~お肉なんだとか。

町長さんがレストランに誘ってくれたというときのお写真をいただきました。

その国の方々と交流しながら、その土地ごとの美味しいものを食べられる、というのは世界で戦う人の特権ですね!!

この辺りでは地ビールを作っていたり、赤ワインが有名であったりと、お酒も美味しいところだそうです。

 

ジューシーなお肉を前に、さぞお酒も進んじゃいそうなところ…

ですが!一口しか飲まなかったそうです。もちろん苦手な訳ではなく、世界大会など大切な大会の前には、お酒を控えているそうです。プロアスリートのHONKIさがここにも表れていました!!

 

ちなみに、アルゼンチンでは日常的にマテ茶をよく飲むそうです。

南米うまれの「飲むサラダ」とも呼ばれるお茶です。

伝統的なスタイルとしては、ひょうたん製の容器(マテ)と専用ストロー(ボンビージャ)でマテ茶を飲むそうなんですが、これが何とてめちゃくちゃ熱い!

アツアツのお茶をストローで飲む…ちょっとレベル高そうです。

でも、現地の人たちはけっこうな確率でマテ茶持ち歩いてるんだそうです。

みなさんの飲み方のコツが気になるところです!

3)大会に向けての練習風景 ~使用するラフトボートのあれこれ~

大会2週間ほど前から現地入りされたチーム・テイケイのみなさん。

現地ではどのような練習をされているんでしょうか!

すごい勢い! 相模川とは大違いですね・・・

アルミネ川は水がとても綺麗で、なおかつ水量が豊富、大きな波がバッシャンバッシャンと続く素晴らしい川だそうです!!

 

今回の世界選手権アルゼンチン大会本番は、先程のインタビューにもあったように、ラフトボートは大会側から手配されたものを使います。どの世界大会もボートの型式・空気圧をすべて統一して行うため、スタート前に審判に気圧チェックをされるそうです。

2017年の吉野川大会・今年のチベット大会ではポンピングもすべて大会が行って、選手がポンプに触れることもなかったとか。ちなみに、足を固定するためのスウォートの空気圧だけは自由だそうです!

 

今回の大会前練習では、アルゼンチンのラフティング会社からエアーというメーカーの「スーパーピューマ」というボートを借りて練習しているそうです。

本番数日前から始まる公式練習では、大会から手配される「ハイサイド」というボートを使えるのですが、この「スーパーピューマ」とはかなり特性が違うものなのでしっかり順応しないといけない、と教えてくださりました。

漕ぐ人や川の状態だけでなく、やはりボートによってもそんなに感覚が変わるものなのだと勉強になります。

 

また、遠征先の練習では写真のようにラフトボートを塩素水で洗浄・消毒をします。

微生物を持ち込まないための対策だそうです。

以前ニュージーランドでの大会でも、他の川の微生物を持ち込まないルールがあって、環境保護の意識を感じられるものだったそうです。

自然の中で行う競技の、自然に対する配慮とリスペクトがさすがだなと感じます。

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いかがだったでしょうか?

今回も予定よりかなり長くなってしまいました。。

想いが溢れがちです…!

お読みいただきありがとうございます!!

この雄大すぎる山脈やごうごうと流れる美しい川、テイケイのみなさんの楽しそうな様子を捉えた写真たちは、チーム・テイケイの小泉聡さん、藤川雄大さん、吉永浩亮さんからいただいたものです! 世界選手権前のおいそがしい&重要な時期に快く答えてくださり本当に感謝です!改めて、ありがとうございます!!

 

次回の記事では、

  1. レースラフティングとは:4種目を紹介
  2. :今回の川の特徴を紹介

の2本立てでお伝えしたいと思っています!

 

日本チームへの応援を、相模川からHONKIで届けます!!!

今回のシリーズのその他の記事はこちらから♪

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