HONKIで生きている方たちの生き方を知りたい!
素敵な大人にお話を聞かせていただく「HONKIトーク」
第6弾は、アメリカで日本語教師とご活躍されている Yao Kanakoさんです!
留学のこと、海外生活のこと、異文化理解のことなどなど、
せっかくの機会にここぞとばかりにたくさんお話聞かせていただきました✨
■概略
1.Yaoさんのお仕事 ~日本語クイズ~
2.ライフヒストリー概略
3.留学のこと
4.海外生活のこと
5.日本語教師として感じること
6.おわりに
1.Yaoさんのお仕事 ~日本語クイズ~
アメリカのミズーリ州、セントルイス・ワシントン大学で
日本語教師をされていらっしゃいます。
この大学、アメリカでも有名な優秀大学で、教授も学生も超ハイレベル。
一言に “日本語を教える” と言っても、
海外のノンネイティブな学生に対し、
日本語の文法や表現の使い方の規則性を論理的に教えるのは
簡単なことではなさそうです。
でもそれってどんな感じだろう?
普段しゃべるときには当たり前になっていることも、
いざその言葉の定義や違いを聞かれると
「なんでだっけ。。。」なんて戸惑ってしまうことも。
それを体感できるような日本語クイズを
Yaoさんが用意してくださりました。
日本人の私たちなら解けるはず!?
<クイズ>
Q:「これ」「それ」「あれ」の違いはそれぞれ何でしょうか。
小学校で習う、こそあど言葉。
日常的に使っているし、
何となく使い分けているけど、いざ聞かれると。。。
近いものを指すのは「これ」、
遠いものを指すのは「それ」「あれ」。
ん?後の2つの違いって??
日本人のみんなで、
日本語にこんがらがりながら考えました。笑
皆さんはいかがでしたか??
Yao先生、解説をお願いします!
――――――――――――
自分に近いものは「これ」
相手に近いものは「それ」
話している人どちらからも遠いものは「あれ」
を使います。
例えば、どのペンを使ったらいいか分からないとき。
A:「このペンでいいですか?」
B:「そのペンでいいですよ!あのペンも使えます。」
「それ」「あれ」は、見えないものの説明にも使いますよね。
ここでの使い分けはこんな感じです。
・あれ:お互いが知っているものを指すとき
・それ:私は知ってるけど、相手は知らないものを指すとき
例えば、
「あなたが教えてくれた “あの” ケーキ屋さん本当に美味しいよね!」
「駅前に出来たんだけどね、 “その” ケーキ屋さん、すごくおすすめだよ!」
って言いますよね。
――――――――――――
うわ~~ナットク!!!
何気なく使っている言葉たちにも、
たくさんの決まり事や暗黙のルールがありそう!と実感できました。
たしかに、私たちが英語を勉強するときも、
「ここの文法は、何となくコレがピッタリ!」
なんて言われたら訳分からんくなっちゃう。。。><;笑
意味や使い方を論理的に落とし込み、
例をまじえて伝えてもらえると、
理解の深まり方が変わるなあと。
これが「日本語の文法や表現の使い方の規則性を論理的に」説明してもらうことの意義なんですね!✨
2.ライフヒストリー概略
生徒さんたちに慕われる素敵な先生のYaoさん。
これまでの自分との向き合い方も半端じゃありませんでした。。。✨
<日本での学生時代>
東京生まれで、外でよく遊ぶ元気な子どもだったYaoさん。
順調に国内の大学に進学。
安定を願うご両親から
「先生はいいよ~教職取ったら??」と促されるも、
当時は
「先生には絶対なりたくない!」
と思っていたと言います。
というのも、中高時代、
指定のカバンやスカート丈など、
学校のルールを監視する先生たちが本当に厳しくて、
注意されることにいつもビクビクしていた過去があったから。
いつしかYaoさんの中のイメージは、
「先生=注意する人」になっていたそうです。
「その考えは間違ってたんだけど」
とおっしゃるYaoさんですが、
大学入学当時は、教職の授業を受けないまま、
キャンパスライフを送られていました。
<留学への道①>
大学3年が始まる頃、将来のことを考え始めます。
出版業界で雑誌編集でバイトをしてみて、
サラリーマンをの現実を目の当たりに。
「ああ、私オフィスワーク無理…!!」
あまりの環境の酷さに衝撃を受け、
オフィスワーク以外の道を探すことにしました。
興味があった “海外” に関わること、
かつ、オフィスワークじゃないもの、、、
「日本語教師」が面白そう!!
そうひらめいたYaoさんは、
大学3年生から教職を取ることを決意されます。
ものすごい授業量のある教職を
この時期から始めるのは、
なかなか気合いのいる決断です。
他の授業と並行して、
「日本語教師育成講座420時間」を履修されました。
長時間の履修にも感じられますが、
この講座が終わるころに
「このままだと良い先生になれないな。」
と直感的に思ったそうです。
もっと深く学ぶため、大学院への進学を検討し始めます。
「勉強だけじゃなく、経験値も欲しい」と感じ、
海外の大学院への興味が大きくなりました。
TA(Teacher Assistant)として教える経験を積みながら、
院生として勉強もできるからです。
<留学への道②>
日本の大学を卒業してから、
留学するために必要なTOEFLテストの勉強を本格的に始められました。
初めは自己流の勉強法で。
時間をかけていたものの、
スコアが伸び悩んでいたそうです。
当時のことを「勉強法が間違ってたな~」
と振り返るYaoさんですが、
TOEFL専門の学校に通い始め、
ググっとスコアが上がりました。
毎日欠かさず、10~12時間勉強する日々。
惜しまぬ努力で、どんどん留学への道を切り開かれていきました✨
そのTOEFLの学校でも新たな出会いが。
先生から、こんなのあるよ、と紹介してもらったのが
「ALLEX Foundation」でした。
海外の大学で、
実際に現地生徒に日本語を教えながら
自分も勉強できるというプログラムで、
とても魅力的に思えたそうです。
自分で大学院にも応募しつつ、
ALLEXプログラムにも応募。
見事ALLEXに合格✨し、
アメリカはオハイオ州、フィンドレー大学院に通い始めました。
<濃密な留学時代>
フィンドレー大学は、私立の小さな大学。
ここで日本語の先生をしながら、
ご自身も院生として “英語教授法(TESOL)” “バイリンガル教育” の勉強を始められました。
「この修士2年間に、人生を変えるような経験をたくさんした」と語るYaoさん。
初めての留学生活、
日本語を教える立場での現場、
たくさんのアクティビティー企画、
院生としての勉強、、、
濃い時間を過ごされながら、言語学への興味も膨らみます。
「日本語の教師として、“日本語” の学位が欲しい!」
そう感じ、1校目の修了後に、
ポートランド州立大学の修士課程に入学されました。
専攻は、Japanese。
日本語言語学・社会言語学・文学などをコースで履修されました。
ここでも、先生として日本語クラスを持ちながら
勉強を続けられていたYaoさん。
1年が経とうとしていたとき、
担当のウェッツェル先生から勧めを受けます。
それは「博士コースに行きなさい!」というもの。
それを聞いたYaoさんの最初の反応は、
「え~イヤだ~!」だったそうです。笑
それでもなお教授がプッシュしてくれるので、
同大学の博士コースに応募してみることに。
「手応えもなくて、全然受かると思ってなかった」
と言うYaoさんのもとに届いたのは、なんと合格の通知!!
あまりにビックリして、
驚いたそのままの勢いで、
博士コースに入っちゃったんだとか…!!笑
勢いで、なんてそんな!笑
<博論×お仕事~現在>
博士コースでも濃い時間を過ごしながら、
最終学年、博士論文にのぞむ年に、
またも大きな出会いがあります。
それは、「セントルイス・ワシントン大学で仕事をしてみないか」と声をかけてもらったことでした。
アメリカでも有数の超優秀大学。
嬉しい反面、ものすごく迷ったそうです。
まだ博論が完成してなかったから。
もちろん博論は、片手間にできるような簡単なものではありませんでした。
調査に考察に実験に研究に、
やるべきことが山積みのなか
仕事をやっても良いものか。
それでもものすごく良いお話。。。
揺れるYaoさんの背中を押したのは友人の言葉でした。
「その仕事、みんなが喉から手が出るほど欲しいポストだよ?」
たしかに、と心動かされ、
このお仕事を受けることにしました。
そんな素敵なお声がかかること自体が、
日々のYaoさんの活躍ぶりを物語っているよなあ…✨と感じます。
アメリカでフルタイムのお仕事をされながら、
「博論」に取り組む生活が始まりました。
こうして言葉で説明する何倍も、何十倍も、大いそがしだったはず。。。
博論のテーマは、「言い訳」について。
(※日本のビジネスシーンにおける言い訳や説明責任が生じた時の説明のストラテジーや言葉の使い方の裏にある文化的ルールの研究)
今回のHONKIトークでは伺えなかったものの、
個人的にはここの内容もすごく気になってしまいます。
テーマ選択のきっかけや文化的ルールについて、
またの機会にお聞きしたいなあなんて✨
そんな言語学のプロフェッショナル、
5年間にわたる 【博士論文制作 × お仕事 】
という両立生活のすえ、見事、「博士号」を取得されます!!!
そして現在、
セントルイス・ワシントン大学で日本語を教えつつ、
研究も続けつつ、
最初の渡米時に留学生として関わられた
ALLEX Foundationでの外国語教員育成課程も担当しつつ、
今も素敵な大いそがし(!?)の生活を続けられています✨
3.留学のこと
留学経験豊富なYaoさんに、
事前準備や留学生活のことなどを伺いました!
Q:アメリカ大学院を目指すとき、日本の大学生活の中でやった方がいいことは?
クリティカル・シンキング は絶対必要ですね。
私が留学して、すんごく苦労したことの1つです。
常に自分が聞いてることに対して、
自分の意見を持ってること、
その思ってることを恥ずかしがらずに言えることが大事。
もちろん人の批判や傷つけることは言っちゃいけないけど、
意見を言う練習をしておくとかも良いかもしれませんね。
例えば、NHKの番組を見て自分の考えを言う、とか。
最初は、外国語だしすぐに意見を求められるし、
本当に大変だったんですけど、
今やっと、自分の専門分野だとスラスラ話せるようになりました。
専門分野の授業で、
これはどういうこと? この見方は出来ないかな?
って自分の中でちょっとずつ訓練していく感じですね。
あと、今から 英語にいっぱい触れておく のも大事だと思います。
海外ではどんどん論文を書くので、慣れておく意味でも。
興味のある学術論文(英語)を読んでみると良いですよ。
論文を探すのってちょっと難しいかもしれませんが、
1本良いものが見つかると
さらにその参考文献をたどっていけるので、
興味や関心があることを深めていけます。
Q:英語がそんなに得意じゃなくても、授業にはついていける?
勉強すればついていけます。
勉強の仕方が大事ですね。
留学生の中にはついていけてない人も多いです。
事前に、専攻や勉強する分野の単語をおさえておくと良いですね。
それから、今から海外の人と話すようにしておくのも良いと思います。
日本の留学生を見てると、伝える力 が弱い。
友だちがいると良いですね。
留学中は心細いこともあります。
寂しいときは、日本人のメンバーと
日本語にどっぷりでも良いと思うんです。
でもせっかくの留学、
人間関係を作れる英語力 を磨けると良いですよね。
1つでいいから、コレだけは話せる!
ってことがあると盛り上がります。
パーティーで話せるトピックを探すとか、
ジョークが言える、とかも良いですね。
留学する前に、「絶対コレをしてくるぜ!」
ってのを5つぐらい持ってると良いかもしれませんね。
現地の留学生センターで日本語イベントを開く、とか、
日本のパフォーマンスを披露する、とか、アクティブに動くと良いと思いますよ。
■ちょっと気になる日本の英語教育のこと
日本の英語教育で気になることはありますね。
(入試対策としての英語教育が多い中、)
たしかに受験や入試はあるけど、
私は本当の英語力がつけば入試の問題も解けるはずだと思ってます。
もちろんテストに慣れることは大切だけど、
(英語ネイティブがきっと対策してなくても
その問題をある程度解けるように、)
本当の語学力・使える英語 を勉強していければ良いのになと。
語学の先生は文法を厳しく見がちですが、
その語学を使って言いたいことが伝えられているか、
ネイティブが聞いてスラスラ意味が分かるかの方が大事だと思います。
4.海外生活のこと
今年(2020年)でアメリカ生活、なんと14年目!
海外生活のプロでもあるYaoさんに、実際に暮らしていて感じることも教えてもらいました^^
Q:「英語」で困ることはもう無い?
日常会話はほとんど困らないですね。
でも大学っていう研究機関に属しているので、
他の教授の話す英語や話し方、
いわゆる 英語らしい英語は難しい です。
プレゼンや人の前で話すときは、
準備してないとモゴモゴしちゃうこともあります。
でもこれは性格の問題もあるかも。
私は完璧主義なところがあるので。
でも慣れですよねえ。
Q:お住まいのセントルイスで、マイノリティな立場にいて感じることはある?
セントルイスは、白人の次にアフリカ系の方が多い地域で、
アジア人は少ないんです。
ダイバーシティに貢献してるなあって思ってます。笑
良いところや大変なところ、
地域において、大学という教育機関においてなど、
いろいろありますね。
<良いところ>
全般的にアメリカで良いなと思うことは、
個人の意思が尊重されることです。
例えば30代の独身女性がいたとして、
日本だとすぐに “結婚は?子どもは?”
って聞かれがちですが、
アメリカだとそういう質問はタブー。
「その人の意思の尊重」というのが大前提なので、
そういうことはそもそも気にならない、という感じかな。
バスでもそうですね。
アメリカの運転手さんに、
「ここで降ろしてくれませんかー?」ってお願いすると、
そこが停留所以外の場所でも、いいよ、って止まってくれます。
日本だと絶対無理ですよね。
型にはまらなきゃいけないし、
変えるときには上に相談しなきゃいけない。
型にはまることを周りにも求めている感じがします。
コロナ禍での“自粛警察”もその例ですよね。
もちろん型があるから良いこともいっぱいあるんですけどね。
日本の電車は本当にきっちり来ますもんね。
日本に帰ったとき、電車が1分遅れただけで
“大変申し訳ありません”って謝ってるの聞いて、
全然いいよ~!って笑っちゃいました。笑
<難しいこと>
「質問」は難しいですね。
授業でも会議でも、発言がないと、
“何も考えていない・興味がない・参加する気がない”
って意味になっちゃうんです。
日本の感覚とは違いますよね。
最初は本当に難しいなと感じてました。
5.日本語教師として感じること
Q:英語で気持ちを伝えられるようになるコツは?
日本語能力とか英語能力とかじゃなく、
「伝えたい」という気持ちが大事ですね。
その情熱があるかどうか。
伝えたいって気持ちがあれば、
文法や発音が多少悪くても、
聞き手は聞きたい気持ちになるんです。
思いが無ければ、
相手に “聞きたい” と思ってもらえないので、
言語はあんまり心配しないで
どんどん話していくのが大事だと思います。
普段から「自分はどうだろう」って考えてると良いですよ。
これって異文化理解にも繋がりますよね。
相手のことをジャッジしない、違った意見を尊重しながら話し合う。
■日本における異文化理解
日本社会はこれから、
もっと外国人労働者の力を
借りなきゃいけなくなりますよね。
ニュースを見てて、
日本における海外の人に対する扱いが気になります。
郷に入れば郷に従えだ~と。
でも外国に行けば、
自分がミスをすることだってあるはず。
異文化理解が大事になってきますよね。
Q:“人をジャッジしない”という感覚はもともと持っていた?
徐々に、ですね。
(最初から完璧というわけではなく、)
20代は若かったと思いますよ。笑
今はまだ “ジャッジしてるな” って思ってたとしても、
大丈夫、人生経験で広がってくから。
親とか上の立場になって視野が広がって、
相手の気持ちや状況がわかりやすくなていくこともあると思います。
私も本当に一歩ずつでした。
失敗も、恥ずかしい思いもいっぱいしました。
いろんな経験を得たからこそ相手の立場がわかるようになってきました。
教師をしてても、いろんな学生がいました。
留学に来たけど難しそうにしてたり、
言語の学習がしたいけど目が見えなかったり、
養護施設で育ったバックグラウンドがあったり。
彼らと接することができて、
“ジャッジしない”っていうのが少しずつ養われていったと思います。
Q:日本の大学生がもっとした方が良いなと感じることは?
私もそうだったんですが、
アルバイトをたくさんしていたのはもったいなかったなと思います。
例えばアメリカだと、
課題が多くてアルバイト出来ないんですよね。
成績は就職に直結するので、
学期中は勉学に集中するか、
インターンシップに参加する人が多いです。
次のキャリアを考えながら大学生をするのは良いと思いますよ。
今いるセントルイス・ワシントン大学には、
良い大学ということもあり良い就職をしたい学生が多いんです。
大学1年のときから、将来何になりたいか明確な人が多い。
私も初めは何したいかよく分かんなかったんですけど、
国際教育学や心理学、言語学などいろいろやってみる中で、
ゆくゆく“やりたいこと”に繋がっています。
学生に「何したいか分からない」って相談されたときは、
「自分が今やってみたいと思うことをやってみなさい」
って言うようにしてます。
大学生と社会人の切り替えって大変だと聞くんですけど、
やりたいことをどんどんやってみると、
いろんな人間関係を経験できると思います。
もちろんアルバイトも1つの社会経験だけど、
社会の知識を知る経験は良いかもしれません。
Q:日本語教師を続けられている理由は?
大学3年生のときに履修した
「日本語教員育成講座420時間」の中に、
実習の時間があったんです。
そのとき、学生と接するのが楽しかったんですよね~!
9時から16時まで授業みっちりで、
すごく疲れたのに、すっごく楽しかった。
実際アメリカで(日本語教師をして)も楽しかったんです。
完璧な授業ってなかなか出来ないんですけど、
いつもどこか成長できるところがある仕事だな、
そういうところ好きだな、と感じています。
周りの後押しもありました。その人たちに恩返ししたい気持ちもあります。
やりたいことが他にシフトしても良いし、一途でも良い。
自分に正直であるかどうかが大事だと思います。
実は私、修士2校目はポートランドではなく、
別の大学に行きたいと思っていました。
でもポートランド州立大学で過ごすうちに、
「ここに来て良かった~!」って思えたんです。
小さな大学で丁寧に研究の仕方を教えてもらえたし、
自分のレベルに合わせて勉強を進められたことで
博士課程で必要な知識が得られたし、
より深く調べたい研究のトピックも見つけられました。
他にも、最初のフィンドレー大学の他に
別の候補もあったんです。
でも「フィンドレーに来るべきだったんだ」と思っています。
そこで人生を変えるような体験をしたので、
その経験がなかったら、
こんなに長くアメリカでお仕事してなかったかもしれないです。
その大学には、この人には敵わない!
っていう教育者がいらっしゃるんですけど、
他にも大学院でお世話になった先生方はみんな
人としても教育者としても素晴らしい方で、
そんな方に出会えたのもこれまでの選択があったから。
そのときは失敗だ、成功じゃない、と思ってたけど、
そのとき自分が一生懸命やった結果だったら、
きっと絶対良い方向に進んでるから。
怠けてたらまた話は違うけど、
失敗を恐れずいろんなことに挑戦したらいいと思います。
6.おわりに
Yaoさんが大切にされている考え方は、
「小さなことを大きな愛で行うだけです」というマザーテレサの格言と、
自分の感覚を大切にして、自分ができるところまで頑張ること。
実は1度、私(筆者)もYaoさんにお会いさせてもらったことがあるのですが、この言葉たちを丁寧に体現されているようでした。
生徒さんたちとリズミカルに進む授業、
日本人でもハッとさせられる解説、
真正面から話を受け止めてくださるまなざし、、、
内から溢れる優しさと
芯からブレない強さを感じさせる、
本当にカッコいい方だなと思っていました。
きっとこれまでの数々の経験が、
血となり肉となり自信となって、
今のYaoさんを作られているんじゃないかなあと感じます。
今後はどうされるんですか?という質問に、
「いつも計画や準備はしつつも、
あとは流れに任せ、波に乗ってくだけですね。」
と笑うYaoさん。
どんな場所であっても、
感覚を大切にしながらトコトンやり抜かれる姿が思い浮かびます✨
今回も素敵なお話、本当にありがとうございます!!!
またお会い出来る日を心待ちにしながら✨
(※記事内のお写真は、YaoさんのFacebookよりお借りしました。)
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