いきぺでぃあ

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大学教員だから分かる! ウェイウェイなウィンウィン!

大学教員だから分かる! ウェイウェイなウィンウィン!

このブログでは、日本の大学教員故に大学生の学校内の様子が分かり、しかもNPOで大学生と一緒にワイワイやっているので外側も分かるというオイシイ立ち位置を利用して日々の気づきをツラツラ書いていきたいと思っています。今回は何故日本の大学ってこうもガラパゴスなのかを書いてみました。

大学教員だから分かる! ウェイウェイなウィンウィン!

ウェイウェイとは

大学生のウェイウェイ

教員のウェイウェイ

RONBUNプレッシャー

まとめ

ウェイウェイとは

数ある不思議現象の中でも印象的なのが「ウェイウェイなウィンウィン」です。

ウェイウェイとは「仲間同士で盛り上がった時に発せられる若者言葉。単に軽い挨拶として、友人に会った時などにも用いられる。関連して「ウェーイ系」という表現が使われることがあり、集団になって騒ぐことを好む若者に対する軽蔑を込めた呼称などとして使われる」Weblioより。

うちの学生に「ウェイウェイな写真送って!」と言ったらこんな写真をくれました!

<ウェイウェイな写真>

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パーティーが大好きな人たち 、Party Peopleを略して「パティピ」や「パリピ」と呼ぶのですが、そういった人達が醸し出す雰囲気で、その中でもネガティブな印象を含んで、ちょっとウザいよねってなのがウェイウェイです。たぶん。

英語教員の僕としては Party Peopleな時点で複数なので、自分一人を指す名詞としては使わないでしょ!とツッコミを入れています! 

学生が授業中に 友達をHe is party peopleと教えてくれることがよくあるのですが、

僕は Oh, so you mean he is a party person.とツッコンでいます

Yeah he is パリピ と返されて、もはや固有名詞と化している印象です。

日本文化の英単語ですね笑  paripi

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大学生のウェイウェイ

大学生はウェイウェイやパーリー(パーティー)が好きな人もそれなりにいますので、大学の授業は楽なほど良いと思っている傾向があります。

そしてウェイ系やパティピではないですが、

勉強するより寝ていたい、ポケGoしたい!PPAP見ていたい!

と言う特に深い理由はないけれど楽できるなら楽したい層も多数おります。

一般的に人間ってそうですよね! (もちろん真面目に本気で勉強している人もたくさんいます!)

多くの学生にとってのWinな授業=楽単(楽に取れる単位)

 

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〜楽単の特徴〜

授業中先生にあてられない・先生が怖くない

出席を取らない

レポートや課題がない

試験のみで成績が決まる(期末一発勝負とかもあり)

レポートのみで成績が決まる(期末のレポート一回きりとかもあり)

楽単を見つける方法の「まとめ」まであります!笑 Naver まとめ 

親目線からすると詐欺なんですけどね。 大学費用を考えてみると笑えないですよね。。。

教員的なウェイウェイ

この学生的なウィンは見事に多くの教員にとってもWinなわけなんです笑

〜楽単を先生目線にひっくり返してみた〜

授業中あてられない・先生が怖くない

→ 生徒に合わせた授業をしなくて良い。

天井に向かって話をしてれば良い(授業準備ほぼなし:授業準備が授業より時間かかりますからね〜)

レポートや課題がない

→ 授業外での採点や添削、成績付けの必要なし(レポートを真面目に見ると本当に時間がかかります)

出席を取らない

→ そんなに真面目に授業をしなくて良い。成績管理も楽(大人数クラスの出欠や遅刻などを管理するのは意外と面倒です)

試験のみで成績が決まる(一発勝負もあり)

レポートのみで成績が決まる(期末のレポート一回きりもあり)

→ 学期末だけちょこっと採点業務。試験がマークシートだと更に楽!!機械がやってくれます

つまり、楽単=先生にとって最高にコスパの良い授業!!

実は先生にとっての方がウェ〜〜〜イでしたね!!

給料発生してますからね〜

ある意味リアルにウェイウェイですよ!

自分の知識でただお話をすればお金がもらえるわけなので笑

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RONBUNプレッシャー

しかし、先生がこのようにウェイを追求したくなる理由も切実なんです。。。

そ・れ・は「RONBUN」のせいです。

論文です。

大学の先生になるためにほぼ間違いなく必要なのが論文です。(有名人や圧倒的な何かがあれば別ですが。。。)

大学で教員のポジションを獲得する際に最も重要なのが論文の数です!(質もですが、先ずは量です!)

論文を書くには研究が必要でして、研究するためのコストは壮絶です笑

要する時間や労力は相当なものです。研究をやっても評価されなかったり、論文にならなかったりします。

一般的には、行った研究をまとめ(自分の研究ではなく、先行研究などをまとめた論文もありますが)、何かしらの学会が発行するジャーナルに送り、審査され(査読と言います)、厳しいチェック(研究の質や意義)をくぐり抜けるとジャーナルに載せてもらえ、晴れて論文になります。

大学の教員になるには、先ず履歴書の他に業績書を提出します。この業績書に自分の出した論文をツラツラ書き並べます。ジャーナルのレベル(質や権威)にAジャーナルなら10点、Bジャーナルなら3点のように点数付けがされ、業績書に点数がつけられるそうです。他にも学会における発表なども評価されます。

採用の一次試験は書類なので、この業績書で他のライバルとの戦いに勝てないと、面接や模擬授業にたどり着けません。。。

大学の先生=何かしらの論文を世に出している人です。

RONBUN

素晴らしい研究や論文は世界を前に進め、世の中に問いを提供し、人類の幸せに貢献をしております。まだ日の目を見ない素晴らしい論文や研究も沢山あることは間違いありません!!

しかし!です。

それと同様に、仕事を獲得するためだけのやっつけな論文や嘘っぱちな論文もあります。笑

論文がないと仕事が手に入らない故に、お金を出せば論文を載っけてくれるジャーナルが沢山あるほどです。笑

Bogus/Scam/Predatory Journals と呼ばれるものです

Bogus:偽の Scam:詐欺の Predatory:略奪の Journals:ジャーナル

Jeffrey Beall 氏が怪しい出版社・ジャーナルをまとめた、Beall’s Listというものがあります。

ここに載っているジャーナルは怪しい可能性が高いというものです。

例えば、僕のジャンルだと英語教育なのですが、

English Language Teachingというジャーナルがあります。

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真っ当な、超正統派な名前のジャーナルですよね笑

ホームーページもかなりちゃんとしています。

普通なジャーナルに見えます。

が、ここは絶対に怪しいんです。

それは、論文を載せてもらうのにかかる費用が $600!!

おかしすぎる〜〜!!!

でも、これを払ってでも、論文を出す必要があるんですよね・・・

何のための研究・論文なのか分かりませんね・・・

 アカデミック界ではPublish or Perish というがあります

「出版するか滅びるか」です笑  滅びるって。。。 

でも、まーそうなんです。

ほぼ全ての大学教員は真面目に研究をしていると思います。。。

これ意味あるのかな〜とか、この書いている論文ビミョーーーと思いながら仕事をキープするため、仕事を得るためにカタカタします。

論文は真面目にやると、時間もお金もかかります。

じゃあ、手を抜けるところ(授業)は抜こう。

となるのが人間かもしれません。。。 

授業は頑張っても昇給や任期延長の評価には実質的には関係ないから、手を抜こうと。

そして論文執筆をゴリゴリやろうと。

〜まとめ〜

授業よりも研究が重視される大学の採用方針が何とかならないといけないと思うんですよね。。。

研究重視な人も、教育重視な人も大学には必要なはずです。

というのも、大学に入ることが出来る若者が増え、大学生といわれる人たちが変化しているのであれば、そこで教える人に必要な資質も変化する必要があると思います。

例えば、超スポーツエリートや特殊な技能により推薦で入ってる大学生を、研究の天才的な学者が教えられるのか。

勉強が微塵も楽しいと思えない内部進学生や、日本独特の空気感を持つパーティーピーポーな大学生を海外からの研究エリート教授が教えられのでしょうか!?

日本の大学の授業はウェイウェイなウィンウィンが成り立っているように見えますが、そこだけを議論しても仕方がないのだと思います。

学生は人間の心理として、楽できるならしたいですし、大学の教員も同様で、更に生き残りがかかっています。

大学教育というシステム全体を考えていかないといけませんよね。

大学受験を改革・グローバル化と散々盛り上げるのは良いですが、実際に入ってからが大切なのではないでしょうか!? 

大学は入れたら終わりでなく、入ってからのことを考えていきたいものです。

今でも、多くの子どもが大学を目指して小さい頃から頑張り、それを応援する親御さんたちがいますからね。

もちろん、そんな大学も日本の社会や世界の大学との関係性の中でこのように機能していますからね。 

そこも考えないといけませんよね。

個人個人が社会に生きる一人として何を考え、何を大事にするかを行動で示していくことが鍵を握ると僕は信じております。

僕は論文を書かずに学生を面白くすることを決め、特定非営利活動法人HONKI Universityを設立してみました。

論文を書かずにブログを書くことにしてみた:このいきぺでぃあというメディアです。

論文書かずに面白い人にインタビューしてまとめています。。。

つ・ま・り:イケダハヤトさんへのトリビュートとすると

「まだ論文書いて消耗してるの?」ってやつです。

論文なしで、大学に居続けられるのか!??

俺の生き方が論文だ! と言えたらかっこいいですね。Honkide!

こちらの記事も是非お読みください→「先生・経営者・親御さん 自分の弱さを忘れちゃってませんか!?

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