みなさん、こんにちは、こんばんは。
自己主張の塊(40歳、8歳、4歳)との生活にて日々自己鍛錬を行なっている妻・母のみほです。
長〜い夏休みも終わり、子どもたちは2学期が始まりました。夏休みは「まだ遊ぶの?体力どうなってんの?」と思うほど元気いっぱいの子どもたちでしたが、新学期1週目は少しお疲れになった模様。午前保育、午前授業で帰ってくるにも関わらず、ベッドに入れば、即寝。朝も「まだ眠い〜」と起きてきていました。
そうだよね、集団生活って、誰かと何かを一緒にして過ごすって、楽しくもあり疲れもするんだよね。みんなよく頑張ってる!

前回のブログでは、子どもと過ごす夏休みについて書きましたが、今回も夏休みに感じたことから1つ、書いていきたいと思います。
概要
・
「お家モンテ」の家で過ごす1週間
夏休みは1週間ほど、私の地元に帰省していたことを書きましたが、そのほとんどを妹宅に泊まらせてもらっていました。
実家があるのに?と思われるかもしれませんが、実家に泊まるのは2泊3日くらいがちょうどいいのです(苦笑)
毎年温かく迎え入れてくれる妹夫婦には感謝しかありません。
妹夫婦、姪(8歳)、私、息子(8歳)、娘(4歳)。7人での1週間の共同生活です。
妹の家は子どもが過ごすスペースがとても充実しています。
「お家モンテ」という言葉をご存知でしょうか?
自宅をモンテッソーリ教育の方針に沿って環境デザインし、「子どもが自分で育つ」環境を大人は用意する、子どもの育ちを大人は見守る(教えない)という心、目を持って過ごす。そんな関わり方をする人たち、子育て方法を指すような言葉です。
妹宅はまさにお家モンテ。子どもが自分で遊び(モンテッソーリでは「お仕事」と呼ぶ)を選び、取り組み、片付け、また次に進める。そんなことを意識して家具が配置されています。
自宅ではしっちゃかめっちゃか、騒がしい我が子たちも、妹宅に行くと、各々好きなことに取り組み、静かに集中しています。
片付けまでしっかりやります(笑)

帰ってきてから部屋が散らかっていた時に「いとこの家みたいに片付けてよ」と言ったら「あのお家だとできるんだよ」と返されました。
私の環境設定が甘いということでしょう(泣)
さて、そんなわけで、たくさん外遊びに行った1週間ではありましたが、家の中での遊びも充実していました。
遊びの1コマ
ある日、朝食を終えると子供達が、リビングの扉を閉め、何やら準備をしています。「見ないでね!」なんて言って。
大人は「ふふふ。ちょうどいいコーヒータイムだ」とまったりしていると、
扉が開き「チケットで〜す!今からミュージカルが始まりま〜す」と売り子さんがやってきました。
「見るだけのチケットと、飲み物付きのチケットがありま〜す」
「じゃあ、飲み物付きチケットを2枚ください」
・・・

こんな感じで、子どもたちが作り上げた世界の中に誘われていきました。
リビングに入ると、椅子を並べて作った売店に、プラコップに折り紙を入れて作ったジュースやポップコーンなど、工作で作った食べ物が並べられていました。我が子たちとは対照的に控えめな性格の姪(8歳)が売り子さん役です。
客席に案内されるとミュージカル「カチカチ山」(あの昔話のやつです)が始まりました。
カチカチ山の絵本を息子(8歳)が朗読し
配役済みのぬいぐるみたちを娘(4歳)が朗読に合わせて動かします。
物語の中で出てくる小道具(唐辛子や泥舟など)を作って手渡すのは姪(8歳)です。
即席ミュージカルは拍手大喝采の中、幕を閉じました。
やり終えた3人はとても満足げな、嬉しそうな表情をしていました。
驚いたこと
ミュージカル(という名の朗読劇)は30分ほどだったと思います。(つっかえながら読むので時間がかかりました)
準備時間は20分ほどでしょうか。
・演目決め
・役割分担(朗読担当、売り子、演者、小道具)
・準備(会場設営、チケット作り、物販制作準備、小道具作り)
・運営(チケット販売、物販、演劇、演劇サポート)
これだけのことを3人で決めて、動いて
そして
朗読の速度に合わせて演技する、道具を出す、道具を出しながら物販対応(ミュージカル中にもジュースを買いにくる人がいる)もする。という高度な連携もしていました。

遊び、だけど、書き出してみると、なんだかすごくありませんか?(笑)
大人が3人集まって「では、今から20分で劇の準備をして観客を楽しませてください」って言われても多分できないんじゃないかなと思います。
この出来事を通して感じたのが協働の前段階として、遊びが活きていたんじゃないかなということです。
遊んでいるから見えてくる互いの得意不得意
ここで3人の子どもたちの特性をご紹介させていただきます。(今回の出来事に関係しそうなところのみ。その人の全部を短い言葉で伝えるのって難しいですよね(汗)
・姪(8歳)
溜め込み型。控えめな性格。考えていること、思うことは沢山あるけど、それをすぐに言葉にはしないタイプ。工作や絵、文章を書くことが得意なので、自分の気持ちを伝える時も絵や手紙にする。周りをよく見て観察している。
・息子(8歳)
発散型。「あれやろう!これやろう!」を提案する。やりたいことができるとそれを優先したくなる。仕切りたがりの鍋奉行タイプ。(指示に従わないと怒ることも多々)
・娘(4歳)
発散/溜め込み型。根明ってこういう人のことを言うんだろうなと言う感じ。「まあいっか!」ができる。年上のお兄さん、お姉さんの真似っこが大好き。特に兄の言うことは全部正しい、と思っている(笑)
このように、性格がだいぶ違う3人ですが、今回の劇運営では、それぞれの違い、がうまく活かされていたなと感じています。
よく言えばリーダーシップのある息子ですが、ともすると、自分の実現したいことに頭がいっぱいで周りが見えていません。
劇でも、朗読に一生懸命で演者(ぬいぐるみとそれを操作する妹)の様子、売店と裏方を兼役するいとこの様子は全く見ていませんでした。
それでも、きっと「これをやろう!」「次はこれを作って!」と言う具合に、構想や準備に妹といとこを巻き込んで、劇を作ったんじゃないかなと思います。

姪は、周りを見ながらよく動いていたなと感じました。売り子もやって、小道具出しもやってと大忙しです。前にガンガンでるタイプではないけど、物販品を作ったり、小道具を作ったり。一生懸命に取り組んで作ったものが喜ばれていることに内心ガッツポーズをしているんじゃないかなと思います。彼女の<得意>が、観客を楽しませることに役立っていました。
娘は、歳の離れたお兄さんお姉さんに混ざりよくやった!と言う感じです。朗読のスピードに合わせて人形を動かしたり、たぬき役、うさぎ役、おじいさん役、と物語に合わせて人形を使い分けている様にも感心しました。指示されたことを実直にやる、そんな力があるなとも感じました。
「みんなで協力して何かをやろう」という時って、思うように伝わらなかったり、軋轢が生じたりしますよね。(それが、後になるとドラマティックでもあるのですが。)
子どもたちを見ているとそんな様子は感じられなくって、全ての段階において「今」を楽しんでいるように見えました。

それは多分、普段の「遊び」を通して、お互いの特性を無意識によく理解していたからなんじゃないかなと思います。(「得意」がかぶっていなかったから、喧嘩にもならないと言うこともあるかもしれません。)
遊びの延長にあるもの
ここからはまだまだ考察が甘いのですが・・・
「何かをやろう!」が先にあると、ゴールに向かいたくなる。
だから「なんでもっとこう動かないんだろう?」とか「どう考えてそうなった?」みたいな感情が生まれてくる。ともすると、他者批判思考になりやすい、気がします。(私だけか!?苦笑)
でも「遊び」が先にあると、何か齟齬があっても「こういう感じの人なのか!」「こんな風に考えてるのかな」と、批判ではなく理解に思考が回るんじゃないかなと。そんなことを考えました。
遊び抜きに「何かをやる」=プロジェクトを一緒に進める、仲間との間でも
他者理解(こう考える人なのか!こう行動する人なのか!)をしながら、
↓
その時々でお互いが動きを調整して(じゃあ自分はこう動こう!)、
↓
共にゴールを目指せることがベスト
だなと思います。
が
なかなかそうも行かないのかな、とも思います(苦笑)
プロジェクトの最中ってゴールを目指すことに一生懸命で、他者理解にまで気持ちや時間を割けないこともあるから。(きっと多分。私だけではないはず。苦笑)
HONKI Universityではカヌー体験会、お祭りなど、みんなでゴールを目指すもの(=プロジェクト)がもちろんメインの活動ではありますが、

それ以外にも、花火をしたり、BBQをしたり、SUPをしたり、相撲をしたり、と遊びを共有する時間もたくさんあります。

こういう「遊び」の時間の共有が、プロジェクトの時の阿吽の呼吸、かゆいところに手が届くサポートのしあいっこ、みたいな動きに繋がっているのかな〜
とそんなことに思いを馳せる、「ミュージカル:カチカチ山」でした。











