大学・就活
Q.大学に進んだ後はどうでしたか?
小学校教員の免許が取れるところを受験したのですが、現役の頃に全滅して、一浪してまた受けてもダメだったんです。だけど親にこれ以上迷惑をかけたくなかったので、滑り止めの大学に入りました。でも、そこで先生になるのは諦めてしまいました。
Q.大学生活はどんな感じでしたか?
学校が家から1〜2時間かかるところだったので、遊ぶことはあまりなく、学校から帰ってきて病院のバイトに行くことが多かったです。あとは、大学で仲良くなった子と遊んでいるような生活でした。
Q.人間関係はどうでしたか?
大学の同じクラスに予備校が同じだった子がいたのですが、その子はやんちゃな子だったんです。その子たちに何故か目をつけられちゃったんですよね。卒業の時は仲良くなったけど、そこをなんとかできていたら、もっと楽しめた気がします。
Q.目をつけられたって、どんな感じなんですか?
別に何かをしてくる訳でも無いのですが、お互いに煙たがってる感じですかね。僕もある意味目をつけて避けていたのかもしれないですね。やんちゃな人達がワイワイしてるのが羨ましかったのかも知れないです。こっちは必死で頑張ってるのに、なんでチャラチャラしてるんだって思ってたんだと思います。
Q.その後、どうしましたか?
「悩んでいても仕方がないし、苦労して仲良くなる必要もない」と思い、テニスの授業で知り合った子や、自分がいやすい所の人たちと仲良くなれればいいと切り替えていました。語学研修に行って、大学の先生とも仲良くなりました。北京の学生と交流したり、観光したり、中国の遊びをやったりもしました。
Q.お母さんのご紹介で、病院でのバイトを始められたとか?
はい。母親はもともとそこの病院で働いていたんです。バイトを探していた時に、その母親から「事務当直のバイトを探しているよ」って話があって、興味範囲で入ったのがきっかけです。結局4年間そこでバイトを続けました。
Q.バイトは好きでしたか?
好きでした。病院の当直事務は1人しかいないので、全て自分で考えなきゃならないと言う状況でやりがいはありました。
Q.大学生の頃にビジョンはありましたか?
「人の役に立つことをしたい」、「お婆ちゃんの言うことを実現したい」とはずっと思っていました。でも、本当に自分がやりたいことは就職する時までずっと分からなかったです。自分に何が向いているのかについても、具体的な方向性が分からなくてずっと悩んでいたと思います。
Q.就職先はどのようにして決めましたか?
「こういう仕事に就いたら、こんな風になるだろうな」と妄想しながら就職先を考えたと思います。特にやりたいことも具体的には無かったし、業種を見ながらやりたいことを見つけていきました。人事の人と話して、自分がイメージできる所を探していきました。
Q.誰かに相談しましたか?
高校の時の友達に相談しました。1浪していたので、社会人になっている友達にエントリーシートの添削をしてもらったり、相談にも乗ってもらいました。人に恵まれていたんです。
Q.エントリーシートを出されたということですよね。どうだったんですか?
当時はやりたいことがよく分かっていなかったから、色んな業種にエントリーシートを出して、4社くらいから内定をもらいました。
Q.その後はどうされましたか?
就活の結果、最終的に人材派遣会社に決まったのですが、ふと、「病院で1人採る予定はないのかな?」と閃いたんです。そこで、バイトでお世話になっていた上司に電話して聞いてみたら、3日後くらいに「内田なら採ってもいいかも。でも、入るか否かを1週間以内に決めてくれ」と言われたんです。
Q.悩みましたか?
人材派遣会社に行くか、病院に行くかということで、最初は社会貢献できる会社がいいなと思っていました。でも病院は、街に一つの大きな病院なので、地域住民のみなさまにとって「医療」として社会貢献できると思いました。
Q.医療での社会貢献に興味を持ったんですね。
はい。それに、神社が経営している病院なので潰れることはないだろうとも思い、親とも相談して病院に就職することを決めました。病院でのバイトを4年間やっていたおかげで人間関係もできていたので、うまくやっていけるかもしれないと思ったし、知っている人たちと働けるのもいいのかなと思ったんです。
Q.学生の時から医療事務のお仕事をしたかったのですか?
就活をきっかけに、医療事務の仕事に就こうと思ったんです。「世のため人のため、巡り巡って自分のために働くのよ」という、お婆ちゃんの言葉が忘れられなかったんです。自分がそういう風に働けるところがいいなと思っていました。
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