初めてのHONKIUNIV.のイベントがこのウガンダHONKI旅になった20歳の齋藤まゆです。
少し前に世界一周はしましたが、同じ国に1週間も滞在するのは初めてで、また全然違った経験を積めた旅となりました。
1、幸せの価値観
メンバーみんながすごく身をもって感じたと思いますが、”幸せ”とは何か、”豊か”な暮らしとは何か、について私も毎晩ホテルですごく考えました。
日本人はステータスやお金など、いわゆる”見える”もので自分の幸福感を得ようとしているように感じます。そして、他人と比べて。また他人の目を気にして。
ですが出会ったウガンダの人々はそんなものでは自分の幸せを計ってはいませんでした。
”その日一日が自分と周りの人々がどう幸せに楽しく暮らせるか”をまず第一に考え、遠い未来を見るのではなく”今”をすごく大事に生きている印象でした。
ここも何かに追われてせかせかしている日本人とは大きく異なる部分だなと思いました。本来「仕事」とはなんのためにやっているのか、日本人はなんのために”仕事”をしているのかについても考えるきっかけになりました。
そしてアフリカの人々は貧しいと言われていますが、本来「貧しい」とは何なのか。
見えるものやモノから判断すると、確かに日本人は雨風を余裕でしのげる家に住んでいますが、ウガンダのほとんどの家は土や木でできており、テレビや冷房もない。もちろん電子機器のゲームで遊ぶ子供なんていない。でもその分、縄跳びで大人から子供みんなゲラゲラ笑いながら長時間ぶっ通しで盛り上がれるし、100%自給自足の暮らし。何より本当に屈託のない純粋な笑顔が私の頭から離れません。
2、世のため、人のために。
綺麗事を言うつもりは全くありませんが、この旅を通して人生の軸となるものをみつけられたような気がします。
今までの自分は、自分のしっかりした考えをもっていなく、流されるかのように生きてきました。世の中のあらゆる事象について考えるときは、様々な意見に同意し、共感し、一番大事な自分の芯となる意見を持っていませんでした。
小さい頃からドがつくほどの九州男児の父に説教される度に、『生きていく上で一番大事なことは”世のため人のため”に生きることなんだぞ』と言われてきました。当時は、いやいや、壮大すぎるだろ、とあまり真に受けていませんでしたが、今は父の言いたいことが痛いほどによく分かります。貢献するとか物事の大小とかではなく、小さな行動や今後生きる上で、自分の行動が”人々にとって、また倫理的にプラスなのか”をしっかり考え、自分の心に従い、それを軸にしていこうと思いました。よって、私の抱いていた将来の夢がますますあやふやになりました(笑)
3、日本のメディアに対して
お涙頂戴番組が視聴率を取れるからなのか、日本は恵まれているんだ!(何を基準か知らないが)ということを日本内外に伝えたいからなのかは知りませんが、アフリカの子供達や人々は貧しい、可哀想、というようなある意味、ステレオタイプ的な情報が日本では一般化しているように感じます。私もウガンダに行くまでは見事にそうでした。アフリカの人々はどんな貧しい暮らしをしているのだろう?私はそんな生活に耐えられるのかと。このような今思えば恥ずかしくて失礼なことすらも考えていました。
ですが、現地へ行き、田舎の人々と何日間か一緒に過ごし、物理的な貧しさはあるかもしれないけど、それが人々の”心の貧しさ”とは全くもって直結しません。実際私は、現地の人々を見て”可哀想”というような感情は一切芽生えませんでしたし、むしろ自分の物理的、他人との比較から豊かさを得ようとする心の貧しさに”可哀想”と感じるほどでした。
貧富の差が激しいことが深刻な問題を引き起こしている現実もありますが、『貧しい=ダメ、可哀想』では絶対にありません。この思考はマスコミが、いかにも”正しい”ことかのように定説化したように感じます。
よって日本のメディアの一方面から見た勝手な考えと偏見で情報が一方的に発信され、またそれらを私たちは全て真に受けていたことに怖くなりました。
将来発信する側になろうと思っていた私にとってすごく刺激ある経験になりました。
4、恐れずに行動すれば素晴らしい景色が待っている
最後に、やはり失敗やまだ見ぬ恐怖を恐れずに行動すると、自分の想像を超える最高のものが見れたり、肌で感じることができるなと実感しました。
実際行く直前アフリカに行くことへの怖さがとてもありました。行くことを決めたことに一瞬後悔しかけたことも…(笑)
ですが、行くと今まで感じたことのなかった価値観、考えに触れ、見たことのなかった景色や人々、”本当の姿”を見ることができました。もちろん危機管理は十分に必要ですが、その中でも一歩踏み出してどんどん進んでいこうと思いました。
ぜひ、一歩を踏み出す勇気がない人!頑張って一段上に一歩を踏み出して見てください!必ず素敵な景色が待っていることでしょう。
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