いきぺでぃあ

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アーティスティックな精神科医




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アーティスティックな精神科医

医学部時代〜現在

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Q.医学部に入られたときに、最初皮膚科に入られたということなんですが、何故皮膚科だったのでしょうか?

皮膚科は簡単だし、儲かるという理由と、それから必ず各医局が新人を勧誘するんですけど、たまたま皮膚科がとても豪華だったという、ただそれだけの理由だったんです。(笑) それで安易に皮膚科に入ってしまったわけです。

Q.それでは、医学部に入る時は、自分が何科の先生になるというのは決めていなかったんですか?

少しはありました。皮膚科は全くなかったんですけど、一応小児科か精神科医はいいなと思っていたんですよね。ただ、やはりさっきのような理由で、安易に皮膚科を選んでしまったわけです。

Q.そのあと精神科に移局されたわけですが、そのきっかけは何でしたか?

皮膚科を2年やってたんですけどね、やっぱりやっててもどうしても外来の患者さんたちと話し込んじゃうんです。皮膚科ってだいたい診察って30秒で終わるんですよ。でも自分は、人とコミュニケーションをとりながらやる医者が向いているということを、皮膚科をやることで改めて認識したので、それで移ることにしたんです。

Q.今はどんな生活をされていますか?

7年前から自分のクリニックを開院しています。一日50人くらいの患者さんの治療をさせていただいています。

今だから思うこと・これからのこと・伝えたいこと

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Q.やりたいことは最初から決まっていないといけないと思いますか?

どんな職業であっても大変なことだと思いますが、その大変なことを自分で実現していくためには、やはり本気で、自分で心からなりたいという強い想いや情熱はどうしても必要なんじゃないかとは思いますね。

Q.情熱さえあれば、いつ「なりたい」と思っても何でも大丈夫ということですか?

そうですね。ですから自分が生きていく中で、とにかく目の前にあるやれることを何かしらやっていくことによって、少しずつそれが繋がってみえてくることもあるんじゃないかなとは思いますね。

Q.受験勉強はご自身で何年もやられたと思うのですが、広く「勉強する」ということの意味は何だと思いますか?

すごく難しい質問だと思うんですよね。受験勉強っていう点で言えば、それを乗り越えていく精神力を身につけていける体験だと思います。でも、本当に学問に対して興味を持ってやるのが勉強だとも僕は思っています。

Q.そういう意味での勉強は、今でもされているんですか?

はい。例えば、最近同じ精神疾患でも、日本人固有のものがあると思い始めていて。そこから考えると、「日本人て何なんだろう」とか、「日本の文化ってどういうところからルーツがあるんだろう」とか、そういうことに興味が出るようになってきたんです。それで今、古事記からの日本の歴史の本を読んでみたりしています。

Q.「仕事」って何だと思いますか?

僕にとっては自分のアイデンティティそのものですね。自分が精神科医として生きるということは、自分らしく生きるということ、そのものだと思います。それからもう一つは、人のために少しでもお役に立てる役割を与えてくれているもの、そういうものだと思っていますね。

Q.何もやりたいことも興味のあることもない人がいたら、その人はどうしたらいいと思いますか?

「何も興味がない」とおっしゃっている方は、本当にそうなのかなと思うんですよね。多分色々と聞いていくと、実際は結構興味のあることって持っていると思うんですよね。ただそれを自分が意識していないか、もしかしたら考えようとしていないだけなんじゃないかという気がします。

Q.人には必ず興味を持つ部分があるということですね。

はい。そして今目の前ある、やれることをまずやってみるということが大事なんじゃないかなと思いますね。もともと何をやりたいかわからないという人たちであっても、とりあえず何か行動を起こすことで、ふっと「あ、俺ってそういえばこういうことやりたかったんだよな」ということに気づくことができるんじゃないかと思います。

Q.話は変わりますが、真さんご自身クリスチャンということで、宗教を持っていらっしゃいますよね?

一応ね。(笑)小さい頃から両親はプロテスタントのクリスチャンだったんです。ですから、大学の時に洗礼も受けたんですよ。ただそれ以来は、あまりちゃんと聖書も読まなくなっちゃったし、教会にもほとんどいかなくなってしまったので、今はとてもクリスチャンと言えるような人間ではない生活を送っています。

Q.自分が信じてきたことは今までの人生に影響がありましたか?

そうですね、不真面目なクリスチャンなんですけど、そのときそのときの人生の非常に苦しかった時期にやはり自分のキリスト教、神様に守られているという、何かそのような想いというのは、非常に支えになった気がしますね。

Q.今も信じていらっしゃいますか?

そこは難しいんですよ。神様のことは、私もお祈りはしますし、信じてはいるんです。ただ、僕はいわゆる普通のクリスチャンとは違うと思うんです。結構仏教なんかも僕のなかでは正直親和性があってなじみがあるんですね。

Q.面白いですね。

僕はキリスト教だけで全ての価値観を作っていこうとは思っていないし、そういう生活はしていません。これからもいろんなものに接していくことによって、「あ、これはいいな」と思うようなものがあればそれは取り入れていくつもりなので、クリスチャンというような意識はあまり今僕の中にはないんですよね。

Q.日本人の中では宗教がないという人が多いと思いますが、「信じるもの」は必要だと思いますか?

必ずしも必要ではないと思います。僕は今キリスト教的なものが支えになっていたり、禅的なものが癒しになっていたりしますが、それがあるから何も悩まずに生きていけるわけではないんです。宗教がいくらあっても、悩みは絶対に消えない。苦しみも消えない。最後は自分が自分を信じながらどう生きていくのか、だと思います。

Q.今ご自身では、「信じるもの」を持っている方が感覚的には自然ということでしょうか?

今はまだ僕の中でも「信じるもの」があった方がいいような気がしてそれを模索しているような状況です。毎日模索の連続ですね。もう毎日が疑問だらけだし、毎日これでいいと思ったことは一度もないのでね。でも、きっとこれは一生続くんじゃないかなと思いますね。

Q.今後のビジョンを教えてください。

僕はもともと結構飽きやすい性質で、よくこれだけ精神科医やれているなと自分でも思うんですけど、これからも精神科医は一生やっていくつもりです。あまり大きなビジョンは持っていなくて、できるだけ患者さんに一番近くで寄り添えるような精神科医でいたいと思っています。

Q.これから進路を考えていこうとしてる人たちに向けて、何か伝えたいことはありますか?

最後は、自分を信じるしかないと思います。必ずどんな人にも長所はあります。そこを信じて、少しでもやれることから始めていけばよろしいのではないかと思います。また、何をやるか考える時に、「人と違うこと」と「人の役に立つこと」という視点は大きなキーワードになってくると思いますね。

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