いきぺでぃあ

プロアスリート×母親×起業家




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プロアスリート×母親×起業家

競技と向き合う

%e7%ab%b6%e6%8a%80(c)Junichi Takahashi ヘアメイク・長井かおり 

Q. 本気でやろうとおもった背景をお伺いしてもいいですか?

2013年の4月に60歳手前ぐらいの、とある女性と出会ったんです。その方が、お見合いで結婚して嫁ぎ先に入ったんだけど、すぐに旦那さんが亡くなっちゃったそうなんです。お義父さんお義母さんは、全然知らない人でも、そこの家のためにずっと尽くされて生きている方なんです。その方に出会って「そうかやっぱり日本人女性ってこういう風にならなきゃいけないのかな」って思ったのもありました。まずはそのためにも、自分をやり切らないとダメだと思って、とりあえず2015年の3月まではやるぞって、まずそこで一回エンジンをかけたんですね。自分のことばっかり言ってる場合じゃないのかなって言う現実を見たんです。だから、そのためにまず競技をやり切ろうって思いました。で、日本で11位という結果を得ました。

Q. 2015年で、終わったら辞めようかなと思ってたんですか? 

2015年で引退するって決めてたんです。スキーを、モーグルを。実際に、完全に1回辞めたんです。

Q. どうして辞めようと思ったんですか? 

15年走ってきた自分の経験を活かしたいと思ったんですよね。トレーナーの資格もあるから、トレーナーとして出来ることもできるだろうし…って。

Q. そして伝えていく活動を始められたんですね!?

でもやってるうちに「ぬるい」というか、自分の頑張りってこの程度だったかなあ…ってなっちゃったんです。私自身が一番やりたいことをやってる訳じゃないから、全然後輩たちにも言葉が伝わらないんですよね。

Q. どうして伝わらないって思うんですか?

私の中で手ごたえがないというか、どこか自分の中にぬるさがあるなって色々と気づいちゃったんです。気づいてしまったのが、先ほどお話した、本当に世界一を目指したのか、っていうことなんです。15年間の競技生活に中で、ちゃんと世界一を目指してその中の失敗談とかを語るならきっと届くんですよ。でも、ちゃんと目指してもいないのに、その失敗談を話しても、こんな風に成功しましたって話をしても大したことないじゃんって気づいちゃったんですよ。

Q. セミナーやトレーナーをされている時は運動はゼロですか!?笑

全くしなかったですね。もし万歩計をつけてたら、一日500歩もいかないんじゃないかっていうくらい引きこもってましたよ(笑) 「伝えるとはなんだ」、ってずっとパソコンと闘ってましたから。それはそれで、運動量はなかったけど充実はしていました。

Q. その間に、お仕事というか起業、会社もやられてますよね?それは今もやってるんですか?

はい、今も。以前はセミナー業も広げていくつもりだったのですが、まだまだ話せることがないなとわかったので、いまはトレーナー業に絞ってますね。

これからのこと

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Q. 2016年からは目標をスーパークリアにしてますよね!?

そうですね。超オープンにしてますね!

 

Q. オープンにするのって勇気はいりましたか?先ほどのお話だと、日本をとるって言うだけで超勇気がいるというお話でしたが…

今回は、勇気が要るとか要らないとかいう問題では、もうなかったですね。自分の中の覚悟でした。覚悟があるか、ないか。

 

Q. 覚悟を決めるのに、なにかきっかけはありました?

看護師をやられてる知り合いの方がいて、その方は死期の近い人と対面する機会があるんですって。みんな亡くなる前に、もうちょっと美味しいものが食べたかったとか、海外旅行に行ってみたかったとか、後悔を口に出すんですって。その話を聞いた後に、自分のこと考えて「死ぬときに後悔したくないな」って思ったら簡単にオープンになりました。

Q. 新谷さんは、死ぬまでにやっときたいことは他にありますか?

お母さんになって自分のことを諦めちゃう人に向けたメッセージに「私自身がなりたい」ってのはありますね。それって形に見えないからわからないんですけど、そういう存在になりたいです。

Q. 例えばどんなことでしょうか?

時間もない、お金もない、と全てを諦めちゃう人とかもいると思うんです。でも、実はもうちょっと、このコーヒーを一杯我慢すればお花の教室に行けるかも知れない、とか可能性ってどっかにあるじゃないですか。諦めちゃったらその行動も出来ないと思うので、なんとかすれば出来ることってあるよっていうようなメッセージを発信出来たらなあって思っています。

Q. 「やりたいことがあるなら結婚しない方がいい」っていう意見もあると思います。例えば、新谷さんの場合、結婚していない方が、世界を目指すっていう目標には近いって思わないんですかっていう質問も出来ると思うんです。それに関しては、どう思いますか?結婚や子どもいることがゴールにプラスに働いてると思いますか?

めっちゃプラスですね。栄養っていう言葉でいつも片付けちゃうんですけど。2015年に成功したなっていうシーズンを送った時に、特に感じてたんです。子どもと家庭があることが栄養になりました。時間の使い方は、独身の方がそりゃあ自分のために使うことは増えますよね。実際、練習量も今の方が少ないですし、独身時代は8時間くらい色んなパターンの練習をして、今だったら一日2時間くらいなんですけど…。

Q. 4分の1ですか?!

ですね。でも、それでも2015年を区切りとすると、2015年の方が密です。2015年のほうが、自分の中で成功してるものが沢山、目標をクリアしてるものがいっぱいあるんですよ。それってやっぱり集中力のつき方は全然違うっていうのと、オンオフの切り替えがあるのかなって思います。オンオフって、どんなアスリートでも自分で意識してやるとは思うんですけど、お母さんになると、絶対にオンオフつけられるんですね。子どもに集中したいっていう自分もいるし、競技に集中したいっていう自分もいるし。どの自分も大事な自分というか。

Q. ママに専念した方がいいのかなって思ったりしませんか?

ないですね。そもそも、ストレスに目を向けないようにしてるっていうか。自分のやりたいことを我慢するってストレスになっちゃうし、ストレスになってる自分がいる、そんな自分が子育てする、子どもにもストレスが移るなぁって…。人って鏡みたいになることもあるから、それってやだよねって感じです。

お母さんて家の中の太陽だよねっていう人も沢山いると思うんですけど、そうありたいなって思う一方で、ただじゃあ太陽はいつも家の中にいることが正しいのかって言ったら、いや違うんじゃないとも思うんです。

でも、家のことをやったり、家事をやったり、片付けたりとか、そういうことが大好きな人もきっといると思うので、そういう人はそれで全然いいと思いますよ。でも、それをみんなに押し付けちゃだめだと思う。私は私のしたいことを。

スキーをしてる自分が好きだからまずそれをやりたいし、やっぱりトレーニングとかをした後とかの方が子供とめっちゃ遊べますしね。

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