
専門学校時代
Q.進んだ先はどうでしたか?
実際に入ってみて、進んだ専門学校がその学科をつくって2年目だったということもあってか、学校自体も何を教えるかということは手探り状態でした。就職先も斡旋できてなかったようですし。授業内容はすごく楽しかったのですが、雑貨店を開いたりするための具体的な方法や、経営する方法を学ぶような授業ではなく、簿記や販売士などの資格取得やビジネス系の学びがほとんどで「この学校じゃないかも」と感じることもありました。
Q.違和感はあったんですね。
デザイン分野の授業もそんなになかったため、やりたいことを深く学べたわけではなかったですね。そんな中でも、模擬店舗をやるというのは面白かったです。先生と一緒にお店をやるようなワークショップ形式の授業。でも、それだけでは実際に雑貨店を開けるような気もしませんでした。
Q.専門学生時代はどんな生活をされてましたか?
基本的には、沢山働いて、学校に行くという生活。最初は寮に入って、途中から一人暮らしをしていたのですが、自分で稼いで生活をしていました。もともと仕送りもそんなにもらえないことも分かっていながら、自分でなんとかすると言って進んだので。
Q.すごく悩んだこととかはありましたか?
生活を維持することと、やりたいことの両立ですかね。やりたいことと、もっと現実的なことのバランス。雑貨店などの小売業でのお仕事は、基本的にお金は稼げませんでした。やりたい雑貨店で働くことより、生活のために、時給の高いアルバイトを選んでいました。仕送りもなく、1ヶ月4万円で暮らすこともあったりして、本当に大変でした。もっと給料をもらえる仕事に就きたいなと常に思っていました。
Q.両立は大変そうですね。。。
専門学校の時からダブルワークで、学校終わって夜も働いて、土日は掛け持ちして…という感じで。
Q. 進路についてどんなことを考えていましたか?
真剣に考えていたつもりだったんですが、今思うと、将来どうしたいかきちんと見えていなかったかもしれませんね。専門学校は2年しかなく、毎日が精いっぱいであっという間に終わっていきました。興味があることをとにかくやっていた感じでもあるのですが。そんな中でアルバイトの飲食業も好きで、このままでも良いかなと思ったり、でも、いつか、カフェや雑貨屋さんはやりたいなと思ったり。
Q. 雑貨屋さんへの興味ってどこから来たのですか?
雑貨屋さんは、お店とかで働いたりしているうちに、好きだなと思ったことと、あとは小学校5年生の時にテレビチャンピオンという番組で雑貨デザイナーという仕事を知った影響ですね。こんなことをやりたいなーと思い、いつか自分のお店を持ちたいなと思うようになりました。そこから、段々カフェも素敵だな、と思うようにもなりました。カフェでアルバイトしたりする中でこういうキラキラしているお店を持ちたいなとも思うようになりましたね。
Q. 就職活動などはしていたんですか?
就活はキッチン雑貨が好きだったのでデザイン性の高いシステムキッチンを売っているところを1社受けましたね。でも最終面接で落ちました。性格的に同時並行で何社も受けられなくて、一社受けて、また終わったら一社という風にやっていこうと。同時並行だと、嘘をついている気がしてしまって御社が一番です!と自信をもって言えなくて。
Q.なんとかなるっていう感じでしたか?
絶対就職できるという自信はありませんが、そんなに不安でもなくて。就職先が決まらなかったらアルバイトを続けようと思っていました。すでにバイトは沢山していたので(笑)就活の時は、安定よりも自分のやりたいことに近い仕事を選択していた感じです。
Q. 最終的にどう就職先を決定されたんですか?
学校の紹介でした。福岡県の福岡市の会社に、正社員としてではなく、アルバイト入社でした。
進路の人にこういう仕事があるよと教えてもらって。同じクラスからもう1人入社しましたね。
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