大学時代
Q. 大学生活は、どのようなものでしたか?
慶應の文学部に進みました。しかし、学問に関しては特に勉強したい学問ではなかったため、「無関心」「無気力」「無情報」といったように完全に「無」でした。人間関係もよかったですし、いっぱい遊んで楽しかったですけど、勉強という意味ではあまり学校には行かず、行ってもゼミぐらいでした。
Q. 大学生時代を振り返ってみて、悩んだり不安に思うことはありましたか?
僕は、その場の状況を自分の良いように解釈していって、次に進んでいったような気がします。もともと行きたい場所ややりたいことではなくても、活路は見つかる感じです。なので、悩んだりということは意外となくて、「取捨選択・消去法」で選んでいるため、努力していない分諦めもつきました。
Q. 諦めですか。
例えばマラソンが走れなくて悔しいのがかっこ悪いように何もしていないのに後悔するのはむしろ恥ずかしいと思っていました。そもそも人は自分事でないと真剣になれないと分かり、興味関心を持って自分事にすることが重要だと気づきました。じゃないと本気になれないですしね。大学はあまり本気になれなかったんだと思います。
Q.「楽しくないな」という状況から、何か変えてみようですとか、考えたりはしましたか?
「楽しくないな」という時に、「いつ見切りをつけるか」も大事かなと思って、1年生の後期に法学部への転部を考えました。法学部って華やかなイメージで、社会から認められているような感じがしていました。だけど結局この動機もミーハーな感じで、「憧れ」なだけだったので行動には移せませんでした。
人間は結局憧れや羨ましいといった気持ちでは動けなく、JTBで働きたいと思ったときのように、自分の意思でのみ動ける気がします。「努力するために憧れを作る」のか「憧れがあるから努力するのか」…僕は自然発生的に好きなことを大切にすることが大事な気がします。
Q. もし、立教大学に行っていたら違いましたか?
授業にはきちんと出たと思いますが、それが正解だったかは分からないです。選択を一つ変えることで人生が変わるので想像はできませんよね。自分の人生はもちろん、他の人の人生も変わると思うんです。自分の人生でありながらも、相談をする側も、される側もそれなりの影響を受けるわけです。人間って生きているだけで、必ず他の人に影響を与えてしまいます。
もちろんただ生きているより、前に出て、社会に出て人と接することがあれば、より影響を与えていけると思います。
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